県造園建設業協会が講習会/樹木剪定の技能継承
2022.04.21
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県造園建設業協会(田中資康会長)の技術委員会(井坂秀夫委員長)・技術技能部会(山中秋男部会長)は20日、県庁北側で技術・技能の研さんを目的とした樹木剪定講習会を開催した。当日は会員各社の若手技術者など、約70人が参加。講師の指導を受け、各樹種の特性および施工箇所に合った剪定方法などを学んだ。
冒頭、田中会長は「我々造園業にとって、一番大事なところが樹木の剪定。芝刈りや草刈りなどの業務もあるが、樹木剪定は技能的にも継承していかなければならないもの。積極的に取り組んでいただきたい」とあいさつ。
また、井坂委員長が資料を用いて植栽管理の必要性や剪定の目的、方法などを説明した。
講習では、部会員による見本剪定の後、シラカシ(県庁側)やツバキの樹形を整えたほか、サツキの刈り込み(切り詰め)、カイズカイブキの剪定刈り込み、ポプラの胴吹き・ヤゴ切除などを実施。マツやウメ、キンモクセイについても、周りの樹木とのバランスを考えた大きさに剪定した。
同講習会は県管財課協力のもと、県庁内北側の敷地を借りて開催。敷地内には常緑・落葉広葉樹や中木、寄せ植えなど、いろいろな樹木があることから、個々の技能に合わせた講習が行える。