コラム「四季の風」

熱さ本番、激動の秋

2024.10.01

コラム「四季の風」

 ◆自由民主党の第28代総裁に石破茂元幹事長が選出された。きょう1日に召集される臨時国会で第102代首相に指名され、新たな内閣を発足させることになる。新内閣の顔ぶれがどうなるか、そして内政、外交、災害対応などの様々な課題に対し、どのような政策を打ち出していくのか注目が集まる◆石破氏の総裁選への挑戦は今回で5回目。政策通として有力候補と目されながら、何度も苦汁をなめてきた。決選投票で逆転されたこともあったが、今回は鮮やかな逆転劇で新総裁の座をもぎとった◆石破氏は総裁選中に本県を訪れ、推薦人の田所嘉徳衆議院議員とともに地元産業を視察。街頭演説にはたくさんの人だかりができた。地方に強いとされ、県内の党員投票でも最多票を獲得するなど、人気の高さが伺える◆今後の焦点は衆院解散と総選挙の日程だ。石破氏は早期解散に言及しており、総理に選出された場合、10月27日に解散総選挙を行いたいと明言した。夏の暑さがようやく過ぎ去り、本格的な秋の訪れを喜びたいが、永田町の熱さはこれからがまさに本番。いよいよ激動の秋が始まる。(H)

お問い合わせCONTACT

電子版ログイン