コラム「四季の風」

引退する人・しない人

2021.10.05

コラム「四季の風」

 ◆年末に向け自らの進退を明らかにする人が増えてきた。大相撲では白鵬関が引退を表明。通算1187勝、優勝45回など、数々の輝かしい成績を残した大横綱は、今後、間垣親方として後進の指導に当たるという◆一方、プロ野球では、「ハンカチ王子」の愛称で親しまれた斎藤佑樹投手が現役引退を表明した。夏の全国高校野球で田中将大投手と投げ合いを演じた試合は、今なお野球ファンに語り継がれている。進路は未定のようだが、その経験をぜひ野球界に還元してほしいものだ◆翻って政界を見ると、昨日4日には菅内閣が総辞職し、岸田新内閣が発足。永田町の慌ただしさも本格的になってきた。来たるべき衆議院議員選挙を前に、多くの現役議員が引退してたまるかと思っていることだろう。当選できなければ、「代議士は選挙に落ちればただの人」の現実が待っているからだ◆衆院選は、19日公示・31日投開票の公算が大きいようだ。これから約1カ月、ニュース番組は政局ばかりになるのだろう。個人的に討論番組は好きなので、そろそろ半分引退しているテレビ視聴への復帰を考えようか。(H)

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