コラム「四季の風」

コロナをかき消す大会に

2021.06.15

コラム「四季の風」

◆サッカーのユーロ2020が開幕した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年遅れとなったが、なんとか開催となったことで胸をほっとなでおろしたファンも多いだろう。今回は60周年記念の特別大会。11か国12都市での分散開催となり、決勝は7月11日に英国・ロンドンで行われる

◆コロナ対策は各都市ごとに異なり、観客の収容人数もまちまち。ただ、無観客試合にはならないようだ。ハンガリーのブダペストは6万8000人収容のスタジアムで100%を受け入れる。当然、どの会場でもマスクは必着。ワクチン接種やコロナ検査の陰性の証明書が必要な会場もあるようだ

◆ユーロ2020は東京五輪と同様、本来ならば去年のうちに開催される大会だった。しかし、コロナ禍が猛威をふるっていたこともあり、昨年3月の時点で延期が決まった。各国のリーグ戦が中断される中、強行は難しいと判断されたのだろう

◆ユーロが終われば、次はいよいよ東京五輪の番。全世界の目は、肝心の競技はもちろん、コロナ対策にも注がれるはず。アスリートたちの活躍が、コロナのニュースをかき消すほどの大会になってほしいものだ。(H)

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