コラム「四季の風」

感謝の気持ちを忘れずに

2024.02.27

コラム「四季の風」

 ◆この3連休中、初日は真冬の寒さとなり、県内でも午前中を中心に雪が降った。そして翌土曜日は晴天に恵まれ、梅まつりでにぎわう偕楽園も大いに混雑した。春はすぐそこまで来ている。もう少しだけ寒暖の繰り返しを我慢しよう◆さて、いよいよサッカーJリーグやプロ野球のオープン戦が開幕した。例年通りのおなじみの光景ではあるものの、それが当たり前と感じられることのありがたさは、コロナ禍であらためて思い知らされた◆当たり前が当たり前になるには、そこに至るまでにとてつもない労力が求められる。サッカーも野球も、大勢の関係者の事前準備がなければプレーできないのだから。そしてそれは、道路や水道、電気などの社会インフラにも同じことが言える◆各自治体の新年度予算案が次々と公表され、これから議会審議も本格化を迎える。予算なしではインフラの整備や維持管理は成立しない。当たり前の大切さは、それを失った後に気付かされることが多い。四六時中と言わずとも、時折ふと当たり前に感謝する。そんな気持ちを忘れずにいたい。(H)

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