コラム「四季の風」

ものづくりの経験から

2023.12.12

コラム「四季の風」

 ◆趣味で絵を描いている。とはいっても本格的に道具をそろえて描いているわけではなく、描きたいと思った時に気ままにペンや色鉛筆などで描く程度だ。頭に浮かべていたものを思い通りに形にできた時には気分が上がる

 ◆先日園児たちが壁にペンキで絵を描くイベントの取材に訪れた。手に持つ道具が色鉛筆やクレヨンなどからペンキの筆に変わったり、絵を描く場所が机の上の紙から直立の壁に変わったりと、普段のお絵描きの環境が大きく変わったことで園児たちは戸惑うかと思っていた。だが、さすがはこどもたちの順応力と言ったところ。むしろ普段絵を描くことのできない場所に絵を描けることを楽しんでいたようで、思い思いに筆を動かす姿はなんとも何ともほほえましかった

 ◆何かを表現すること、何かを作り出す喜びを体験することは、子どもたちにとってよい経験だったのではないかと思う。その喜びが、いつか将来を決めるきっかけになることもあるからだ。今回体験した子どもたちが将来『建設業』というものづくりの現場に建つ未来もあるかもしれない。(K)

お問い合わせCONTACT

電子版ログイン

書籍申込