デジタル化の恩恵
2023.12.19
コラム「四季の風」
◆きょう12月19日は、アメリカで世界初の個人利用のためのパーソナルコンピューターが発売された日だそうだ。今からおよそ50年前の1974年のこと。当時は企業や研究機関などで使用されることがほとんど。場所をとるうえに高額なPCが、一般家庭に普及するとは想像すらされていなかったのではないだろうか◆それが今では小型化・低価格化が進み、スマートフォンも登場。一人一台が当たり前となった。一人で数台を持つ人も少なくない。インターネットで世界中の人といつでもどこでもつながることができようになり、地球規模で物事を考えることが当然になりつつある◆建設業界もその恩恵を受けるべく、官民挙げてICT化の取り組みを進めている。むしろ、この荒波を乗り越えなければ時代に取り残される、という危機意識さえ感じる◆デジタルに抵抗の少ない若い世代を取り込むことができれば、担い手不足の解消にもつながるだろう。この目まぐるしく激変する時代を生き抜くには、今こそ変革するチャンスと捉え、社会に適応していくしかない。(H)